「認知症予防のために、運動もしているし、食事にも気をつけている」
それでも、知らないうちに“逆効果な生活習慣”を続けている人は少なくありません。
実は認知症予防では、
**「何をするか」以上に「何をやめるか」**が重要になることがあります。
この記事では、
40代・50代の今だからこそ見直したい
**認知症予防でやってはいけない生活習慣(NG行動)**を、
医学的な考え方をもとに、分かりやすく解説します。
認知症予防で大切なのは「脳に負担をかけないこと」
認知症は、ある日突然発症する病気ではありません。
多くの場合、20〜30年かけて少しずつ脳にダメージが蓄積していきます。
特に影響が大きいのが、
- 血流の悪化
- 血糖値の乱れ
- 慢性的な炎症
- 強いストレス
これらを引き起こす生活習慣を、
知らず知らずのうちに続けてしまうことが問題なのです。
NG① 「忙しいから」と運動不足のまま放置する
「仕事が忙しい」
「疲れているから今日はいいや」
この積み重ねが、脳の血流低下につながります。
体を動かさない状態が続くと、
- 脳に酸素や栄養が届きにくくなる
- 記憶に関わる脳の働きが低下する
- 生活習慣病のリスクが上がる
といった悪循環が起こります。
激しい運動は不要ですが、
「ほぼ動かない生活」は明確なNG習慣です。
NG② 血糖値を意識しない食生活を続ける
甘い物・白いご飯・パン・麺類を中心にした食事。
「太っていないから大丈夫」と思っていませんか?
血糖値の急上昇を繰り返すと、
- 脳の血管が傷つきやすくなる
- 炎症が起こりやすくなる
- アルツハイマー型認知症のリスクが上がる
ことが分かっています。
特に危険なのは、
- 空腹時のドカ食い
- 甘い飲み物を日常的に飲む
- 夜遅い時間の高カロリー食
**「知らないうちに脳に負担をかける食習慣」**は、
認知症予防の大きな落とし穴です。
NG③ 睡眠時間を削る生活を当たり前にする
睡眠は、脳にとってのメンテナンス時間です。
睡眠中、脳では
- 老廃物の排出
- 記憶の整理
- 神経細胞の修復
が行われています。
慢性的な睡眠不足が続くと、
- 認知機能の低下
- 集中力・判断力の低下
- 認知症リスクの上昇
につながります。
「6時間以下が当たり前」
「寝る直前までスマホ」
これらは、40代・50代では特に避けたいNG行動です。
NG④ 人との関わりを減らしすぎる
年齢とともに、
- 人に会うのが面倒
- 会話が減った
- 一人の時間が増えた
という人は要注意です。
会話や交流は、
- 記憶
- 感情
- 判断力
を同時に使う、最高の脳トレです。
孤独な時間が長くなるほど、
認知症リスクが高まることが多くの研究で示されています。
「家族と少し話す」
「近所の人にあいさつする」
それだけでも、脳には大きな刺激になります。
NG⑤ 「脳トレだけやっていれば安心」と思い込む
パズルや計算ドリルだけを続けて、
「これで認知症予防は完璧」と思っていませんか?
脳トレ自体は悪くありません。
しかし、
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
を放置したままでは、効果は限定的です。
認知症予防は、
脳だけでなく、体と生活全体を整えることが重要です。
NG⑥ 歯と口のケアを後回しにする
意外に見落とされがちですが、
歯周病と認知症には深い関係があります。
口の中の炎症が続くと、
- 炎症物質が血流に乗って脳へ届く
- 脳の神経細胞に悪影響を与える
と考えられています。
- 歯磨きを適当に済ませる
- 歯科検診に何年も行っていない
これも立派なNG習慣です。
NG⑦ ストレスを「我慢するもの」と思い込む
「まだ頑張れる」
「弱音を吐いてはいけない」
そうやってストレスを溜め続けると、
脳は常に緊張状態になります。
慢性的なストレスは、
- 記憶を司る脳の部位を萎縮させる
- 睡眠の質を下げる
- 生活習慣の乱れを招く
という悪影響があります。
休むこと・緩めることも、立派な認知症予防です。
「やってはいけない」を減らすだけで予防は進む
ここまで読んで、
「全部できていない…」
と感じる必要はありません。
認知症予防で大切なのは、
- 完璧を目指さない
- 気づいたところから修正する
- 続けられる形を選ぶ
ことです。
「NGを一つ減らす」
それだけでも、脳への負担は確実に軽くなります。
まとめ|認知症予防は“引き算”から始めよう
認知症予防というと、
「何か特別なことをしなければ」と思いがちです。
しかし実際には、
- 運動不足
- 睡眠不足
- 食べ過ぎ
- 孤独
- ストレス過多
といった
脳に負担をかける習慣を減らすことが、最も確実な第一歩です。
40代・50代の今の選択が、
10年後・20年後のあなたを守ります。
できることを、できるところから。
今日やめられるNG行動が、
未来の脳を確実に守ってくれます。

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