よくある質問
Q1. 普通の物忘れと認知症の違いは何ですか?
加齢による物忘れは「体験の一部を忘れる」のが特徴です。例えば、昨日の夕食のメニューを思い出せないことはあっても、「食事をしたこと」自体は覚えています。
一方、認知症では体験そのものを忘れてしまうため、食事をした事実自体を覚えていないことがあります。また、忘れている自覚がないケースも多いのが特徴です。
Q2. 40代・50代でも認知症になる可能性はありますか?
はい、可能性はあります。65歳未満で発症する「若年性認知症」は決して珍しくありません。特に生活習慣の乱れ、慢性的な睡眠不足、運動不足、強いストレスはリスクを高めるとされています。早い段階から予防を意識することが重要です。
Q3. 危険な物忘れのサインにはどんなものがありますか?
注意すべきサインには次のようなものがあります。
- 同じ質問を何度も繰り返す
- 約束や予定を完全に忘れる
- 慣れている場所で迷う
- 物の置き場所を頻繁に忘れる
- 日常の判断力が低下する
これらが増えてきた場合は、一度専門医に相談することをおすすめします。
Q4. どのタイミングで病院を受診すべきですか?
物忘れによって日常生活に支障が出始めたときが受診の目安です。例えば、仕事のミスが増える、金銭管理が難しくなる、家事の手順が分からなくなるなどの変化が見られた場合は早めの受診が安心です。早期発見は進行を遅らせることにつながります。
Q5. 物忘れは予防できますか?
完全に防ぐことは難しいですが、リスクを下げることは可能です。特に効果的とされるのは、バランスの良い食事、定期的な運動、質の高い睡眠、人との交流です。これらの習慣は脳の働きを保つ助けになります。
物忘れが増えたら危険?認知症との決定的な違いと今すぐできるセルフチェック
「最近、人の名前が出てこない」
「何を取りに来たのか忘れることが増えた」
そんな経験はありませんか?
年齢を重ねれば誰でも物忘れは増えるものです。しかし、その中には注意すべきサインが隠れていることもあります。
認知症は突然発症する病気ではありません。多くの場合、数年前から小さな変化が始まっていると言われています。
大切なのは、不安になりすぎることではなく、正しく理解すること。
この記事では、
- 普通の物忘れと認知症の違い
- 見逃してはいけない危険サイン
- 今すぐできるセルフチェック
- 受診の目安
- 今日からできる予防習慣
を、専門的な内容をわかりやすく解説します。
将来の脳を守るために、まずは自分の状態を知ることから始めましょう。
※本記事は厚生労働省・日本神経学会の情報を参考に作成しています。
30秒でできる物忘れセルフチェック
まずは簡単に確認してみましょう。
✔ 同じことを何度も聞いてしまう
✔ 約束を忘れることが増えた
✔ 物の置き場所を頻繁に忘れる
✔ 会話の内容を思い出せない
✔ 慣れている場所で迷いそうになった
✔ 今日が何日か分からなくなることがある
✔ 料理や手続きの手順で混乱する
3つ以上当てはまる場合は注意が必要です。
ただし、すぐに認知症と決めつける必要はありません。
早めに気づくことが何より重要です。
普通の物忘れと認知症の決定的な違い
最も多い誤解は、
「物忘れ=認知症」ではないということです。
以下の比較を見ると違いが明確になります。
| 普通の物忘れ | 認知症の可能性がある症状 |
|---|---|
| 体験の一部を忘れる | 体験そのものを忘れる |
| ヒントがあれば思い出す | ヒントがあっても思い出せない |
| 忘れた自覚がある | 自覚が薄い |
| 判断力は保たれる | 判断ミスが増える |
| 日常生活に支障は少ない | 生活に支障が出る |
例えば、
普通の物忘れ:
「昨日の夕食のメニューが思い出せない」
認知症の可能性:
「夕食を食べたこと自体を覚えていない」
この差は非常に重要です。
見逃してはいけない危険サイン
次の変化が見られた場合は注意しましょう。
■ 同じ質問を繰り返す
記憶が保持できなくなっている可能性があります。
■ 慣れている場所で迷う
空間認識能力の低下が疑われます。
■ 判断力の低下
例:
- 不自然な買い物が増える
- 詐欺に引っかかりやすくなる
- 季節に合わない服装をする
■ 段取りができなくなる
料理、家計管理、仕事などで混乱する場合は要注意です。
■ 性格の変化
- 怒りっぽくなる
- 無気力になる
- 人付き合いを避ける
これも初期症状の一つとされています。
40代・50代でも認知症は起こる?
答えはYESです。
65歳未満で発症するものを
**「若年性認知症」**と呼びます。
決して多くはありませんが、珍しい病気でもありません。
特にリスクを高める要因は次の通りです。
- 慢性的な睡眠不足
- 運動不足
- 強いストレス
- 食生活の乱れ
- 高血圧・糖尿病
つまり、生活習慣が大きく関係しています。
👉まだ若いから大丈夫、とは言い切れません。
病院を受診する目安
次の状態が見られたら、一度専門医に相談しましょう。
✔ 日常生活に支障が出ている
- 仕事のミスが急増
- 金銭管理ができない
- 家事の手順が分からない
✔ 家族に指摘されることが増えた
本人より周囲が先に気づくケースは多いです。
✔ 急激に症状が進んでいる
早期診断は進行を遅らせる可能性があります。
受診は「怖いこと」ではありません。
むしろ安心につながります。
物忘れを防ぐために今日からできること
脳は生活習慣の影響を強く受けます。
予防の基本はシンプルです。
■ 体を動かす
ウォーキングなどの有酸素運動は、脳の血流を改善します。
目安:1日20分
■ 睡眠を最優先にする
睡眠中、脳は老廃物を排出しています。
理想は6〜7時間。
寝不足は記憶力低下の原因になります。
■ 血糖値を安定させる食事
急激な血糖値の上下は脳に負担をかけます。
意識したい食品:
- 魚
- 野菜
- ナッツ
- 発酵食品
甘い飲み物は控えめに。
■ 人と話す
会話は脳にとって強力な刺激です。
孤独は認知症リスクを高めるとされています。
■ 新しいことに挑戦する
脳は「慣れ」に弱い器官です。
- 新しい趣味
- 行ったことのない場所
- 未経験の分野
こうした刺激が脳を活性化させます。
やってはいけない思い込み
「まだ若いから関係ない」
→ 予防は早いほど効果的です。
「物忘れ=もう手遅れ」
→ 多くは正常な老化です。
「サプリを飲めば安心」
→ 基本は生活習慣です。
過度に恐れる必要はありません。
正しい知識が最大の予防策です。
まとめ|気づいた“今”が最も早いタイミング
物忘れは誰にでも起こります。
しかし、その中に重要なサインが隠れていることもあります。
覚えておきたいポイント:
- 物忘れと認知症は別物
- 危険なのは「生活に支障が出る」レベル
- 早期発見が将来を守る
- 予防は今日からできる
完璧を目指す必要はありません。
小さな習慣の積み重ねが、
10年後、20年後のあなたの脳を守ります。
「まだ大丈夫」と思った今日こそが、始めどきです。
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